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選手から、会費に対するメリットがないじゃないか、という話はなかったのですか?
「ありましたよ、いっぱい出ましたよ。普通だったら個々の選手が動けばそれなりの金額が入ってくるわけです。それをボランティアでサッカースクールに協力してくれっていうわけですからね」
― そんな選手をどうやって説得されたのですか。
「そのとき僕が言っていたのは、Jリーグで試合をやっていること、それ自体がメリットなんじゃないか、ということでした。例えば税金もそうですよね。知らず知らずのうちに道路がきれいに舗装されている。これも僕らが税金を払っているから受けているんですよね。それと同じで、会費を払った見返りっていうけれど、すぐには無理だって。今は先行投資っていう気持ちでやってくれって。将来的に日本サッカー界がしっかりしていくために、選手もしっかりしていかなければならないから、将来の選手たちのために、僕たちがお金を出し合って選手協会を作っていかなければいけないって。そういう事が大切じゃないのかって一生懸命に訴えて。なかなか納得してはいないと思ったけど(笑)」
― そんな方向性はどこに集まってを考えていたんですか。
「準備委員会ですね。各チーム一人ずつの代表者が集まって、最初は12チームしかなかったから、12人だったかな。集まって、何を最初に立ち上げるのか、どういう順序で立ち上げるのか。そんな議題を延々と話し合いましたね」
― 当初はご自分たちで負担されて行っていたそうですね。
「ええ、全部自腹でやっていましたね。お金も自分たちで払っていましたし、打ち合わせするような事務所もないですから、自宅とか、レストランで食事をしながら打ち合わせをしていました」
【取材・構成】 SHAPE 豊田 英夫
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