磐田から話があったのは4年生の時で、練習をしていたらスカウトの方が来てくれていて、そこで話をしたんです。でも、当時の磐田ってものすごく強かったじゃないですか。自分の力を過信しちゃいけない、行ったところで1年とかで終わってしまったら意味がなくなるから、できるだけ長くやりたいと、こっちから相談をさせてもらったんですね。「即戦力じゃ使えないです」って自分から言ったんですよ。そうしたら「即戦力では考えてない」と言われて。(笑)だけど、僕は素直に言ってくれたことが逆に嬉しくて、ちゃんと見ているんだなと思って、「じゃあ行きます、お願いします」ということになって。自分にとっては留学みたいな気持ちで、あんなレベルの高いところでできるんだったらその後に役に立つんだろうと思って、とにかくそこに身を投げて、自分がどれだけ成長できるのかというのを試してみようと思って全部お願いしました。
― プロになれた一番のポイントは? ずっと変わらずに思っているのは、「サッカーは楽しい」ということです。ただ「楽しい」という気持ちはいつからか「勝ったときが楽しい」という気持ちに変わりました。チームが勝った時に、「やってきた努力が報われた」という気持ちが生まれてきて、それが次のやる気につながって、その繰り返しをずっと続けて来たということだと思います。人には負けたくないんだ。そういう気持ちが大切なんですよね。この気持ちがなくなったらもう終わりだろうし、それがずっと続けられているということが、僕がサッカーを続けているということだと思います。