J開幕当初のように、常に満員のスタジアムでプレーすることは全選手の希望でもあり、サッカー界が望んでいる理想の姿でもある。そこで、そんな理想に近づけるための「サッカー人気向上案」を、全チームに訪問して選手側からの視点で自由に語ってもらった。どんなアイディアが出るのか、ご期待ください。
― サッカーの人気を上げていくためには、どんなことが必要になるでしょうか。
栗澤 もっと選手たちみんなにスター性があった方がいいと思います。周りの人たちから「Jリーガーってすごいな!」って目で見てもらえて、もっと注目してもらえるように。今の段階では、やっぱり野球選手の方がスター性がありますよね。メディアの取り扱いもそうですし、報酬額でもそうです。これからサッカーが野球と肩を並べるようになるためには、もっと市場を大きくして、選手の報酬も上げていく必要があると思います。そのためにどうしたらいいか、は…僕にはわかりません。(笑)
徳永 人気を上げるということは、お客さんがいっぱい入ってくれるようにする…ということですよね。それには、魅力的な強いチームをたくさん作ることがいいんじゃないかって思います。レアル・マドリッドみたいなスター性の強い選手が大勢所属するチームがいくつか出来ると魅力的になるんじゃないでしょうか。そのためには今よりも主力選手の移籍が活発になることだと思いますが、日本では主力クラスが移籍するのはかなり難しいところですよね。
栗澤 移籍の活発化を進めるのであれば、現行の移籍制度を少しずつでも緩和してもらう必要がありますよね。ただ、移籍がしやすくなると、強いクラブと弱いクラブの差ができてしまうんじゃないかな。
徳永 それはそれでいいと思うんだよね。海外はどこでもそうじゃないですか。スペインだって、イングランドだって、イタリアだって。日本もいずれは、良い選手が資金のあるチームに引き抜かれていくことが当然になってくると思います。今はレッズがそうですが、スターが揃っていて、強いチームがもう2つくらい出来れば、注目が集まってくるんじゃないかと思います。
― スターというと、カズさんや中山雅史さんのように、トークも出来る選手が注目度が高いと思いますが、お二人はいかがですか?
栗澤 いやあ、全然ダメですよ!
徳永 トークは苦手です。
― 以前、ジャンクSPORTSに土肥選手や茂庭選手や石川選手がでましたが、先輩たちに続くのはどうですか。
栗澤 絶対にムリですよ。あのような場に出てしまうと、急にしゃべれなくなっちゃいますよ。
徳永 そうだよね。(笑)
栗澤 なにか面白いこと言わなくちゃ、って自滅しちゃいます。(笑)しかも浜ちゃんですからね。あの土肥さんやモニさんもすごく固かったですもん。
徳永 本当に固すぎでしたよ。(笑)
栗澤 引きつっていましたもん。テレビに出るんだったら大人数で出たいですね。それだったら、みんなけっこう面白いと思いますよ。
― 試合後のインタビューコメントなども一般のファンの注目度が高いところです。自分を知ってもらう、とてもいいチャンスなのですが、どんなコメントをされていますか?
栗澤 どうしても簡単な受け答えになってしまうケースが多いですね。でも、たしかにそういったコメントは重要だと思います。
徳永 ついつい真面目な受け答えになっちゃいますよ。
栗澤 僕たちも、引き出してくれるインタビューなら、いろいろとしゃべれると思うんですけどね。
― 話は変わりますけど、地域密着のFC東京なので、選手会もフリーマーケットを主催したらどうですか、と去年話をしたんですけど、いかがですか?
栗澤 いいですよね。そういう話はナオさん(石川選手/Jリーグ選手協会副会長)やシオさん(塩田選手/FC東京支部長)が持ってきてくれれば…
徳永 みんな、やるよね。
栗澤 乗ってくると思いますよ。
徳永 でも、僕らの古着なんて売れるんですか?
― みなさんが着たものだから売れるんですよ。例えば、国見とか早稲田のジャージとかがあれば、いい値段がつくと思いますよ。
徳永 うーん、もうなくなっちゃいましたね。
― 流経のユニフォームとか。
栗澤 ユニフォームは絶対もらえません。
― じゃあ、習志野のジャージやカバンとか。
栗澤 それは実家に帰ったらあるかもしれないなあ。でも、こういうのって面白いですよね。ファンの方たちとコミュニケーションができるし。やってみたいです。
― ぜひ今年は実現してください。ありがとうございました。 |