J開幕当初のように、常に満員のスタジアムでプレーすることは全選手の希望でもあり、サッカー界が望んでいる理想の姿でもある。そこで、そんな理想に近づけるための「サッカー人気向上案」を、全チームに訪問して選手側からの視点で自由に語ってもらった。どんなアイディアが出るのか、ご期待ください。
― サッカーの人気を上げていくためには、どんなことが必要になるでしょうか。
大久保 全体的に露出が少ないんじゃないでしょうか。テレビでもっと放送してくれれば、みんなも僕らのことを知ってくれるようになると思います。スペインでは普通のテレビ局で毎試合見ることができたんですね。日本でも、スカパーでは毎試合見れますが、地上波でも見れるようになるといいんですけど。
徳重 近い話になりますが、地元放送局とうまく連携をとることが大切ですよね。地元の人たちが応援したくなるくらいテレビで放送していれば、自然と人気は高まります。現在、ヴィッセルの試合は神戸の民放ではやっていないんです。
大久保 うん、やっていないんだよね。
徳重 兵庫だけでもいいですし、関西だけでもいいんですけど、足を運べる地域の人たちに見てもらいたいですよね。
― 他のチームでも「メディアへの露出を多くした方がいい」という意見が数多く出ていますが、一般の視聴者を対象に、バラエティ番組への出演とかはいかがでしょうか?
大久保 僕自身は、バラエティ番組などでしゃべることはかなり苦手です。残念ながら。(笑)でも、しゃべりが得意な選手たちがそういった場に出て行くことはとてもいいことだと思います。前はやっていたと思うんですけど、好プレー・珍プレー集とかがあれば興味を引くんじゃないでしょうか。
徳重 ニュースでもJリーグを紹介している時間が少ないですよね。海外の結果なんて、もっと削ってもいいと思うんですよ。日本のサッカーはJリーグなんですから。
大久保 そうだよねえ!
徳重 それから、代表戦だけ盛り上がればいいという風潮がありますよね。それは寂しいと思うんです。あれだけの人数が代表の試合に来れるのであれば、もっとJリーグの試合も見に来て欲しいなって思うんです。
― 一度でもスタジアムでサッカーを見てもらうことが大切という意見も多いです。
徳重 浦和では埼玉テレビで応援番組をやっていて、そこで選手のインタビューなどを放映しているんですけど、地域がらかもしれませんが、わりと見られているんですよね。そういうのって。応援番組を見て面白かったら、「今度、機会があったら試合を見に行こう」という動きにもなりやすいと思うし、好奇心を持ってもらうきっかけになると思うんです。
大久保 確かに、スタジアムで見る機会が少ないのは問題だよね。
徳重 そこが一番の問題なんだからね。
大久保 試合を少しでも見てもらう工夫を僕たちも考えなくちゃいけないですよね。
― 新聞や雑誌などの紙のメディアの方は多いですか?
徳重 今は多く取材してもらっていると思います。ただ、サッカー専門誌を買っているお客さんは、本当にサッカーが好きな人か、自分でやっている人だと思うんですよね。一般の人は専門誌を読みませんから。だから、専門誌を読まないような人たちが、サッカーを目にする機会を持てるようなアピールがもっと必要ですよね。
― スター選手が必要だという意見も多いです。
大久保 カズさんみたいな選手がもっといてくれれば、盛り上がりますよ。
徳重 そうだよね。
― 大久保選手にそうなって欲しいと思うのですが。
大久保 いやあ…(笑)。頑張ります!
― ありがとうございました。 |