■サッカーだけじゃダメっていうか、ディスカッションだってできなきゃいけないんだ
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― 副会長に就任にして、執行部に参加した今年を振り返ってみてください。
石川「それまではあまり参加できていなかったので、僕でいいのかな、という考えが先にあったんですよ。それに二人でも話したりして」
鈴木「どうしよう、僕らができるのかな、みたいな。(笑)」
石川「そうですね。ただ、自分としてもいろいろと知りたい部分ではあったし、そうして知ったことをチームに伝えていけたらいいなって思って」
― 緊張することもあった?
鈴木「僕は緊張しましたね。執行部になると、代表者会議の場で全チームの人たちの前の席に座るんですよ。それがすごく緊張しましたね。みんなの視線が、いつもと逆だったですから。実際の仕事や立場っていうのはそんなに変わらないと思うんですけど、その席が僕はかなりきつかったですね」
― つっこまれたらどうしよう、って?
鈴木「いや、それはきついですよね。(笑)でも、きついながらも勉強になっているんですよ。本当はそれじゃいけなかったんだけど、前の立場だったら実はあまり理解できていなくても、チームに帰って伝えるだけでよかったんですね。でも、今度は、今何が起きているのか、どんな流れなのかを把握しないと何も言えない。社会の仕組み的なことも含めて。それがすごく勉強になってますよね」
石川「会議の前に幹部会があるんですけど、これがより深い話なんですよ。聞いていてもわからないところがあったり、えっそうなんだって発見するところもあったり。まあ、発見の方が断然多いんですけど」
― ちなみに幹部会で一番話す人は誰ですか?
鈴木「事務局長。(笑)」
石川「ゴンさんも、秋田さんも、みんなよく話すんですが、本当にいろんな意見が出てくるんですよ。違う視点で見ているっていうか。みなさん、深いんですよね」
鈴木「初めての時は、自分たちのなにが正解で、何が間違っているのか、さっぱりわからない状態だったよね?」
石川「うん。なるほどな、そうだよな、みたいな。とにかく聞いておこう、というか」
― 他のチームのベテランと話す機会ってほとんどないだろうけど、そこから得る発見もあった?
鈴木「一社会人として、サッカーだけじゃダメだっていうか、ディスカッションができなきゃいけないんだなって事をすごく思いましたね。かえって他のチームの方たちだから、そう思うのかも知れませんけど」
― 自分たちもいずれはそういう年代になって、サッカー界を背負っていくわけですけど。
鈴木「果たしてなれるんだろうか? って考えてしまいますよね。ならなきゃいけないんだよな、とは実感しましたけど…」
【取材・構成】
SHAPE 豊田 英夫 |