■病院や施設や商店街を回りながら、その中でサッカーの楽しさを知ってもらう(2/3)
― 2004年はJリーガーズ・ウィークという、地域社会への貢献を目的とした取り組みも行われました。年に1回Jリーガーの日があってもいいんじゃないかってコンセプトから生まれたのですが。
鈴木「最初から、Jリーグの日程に入っていてもいいくらいですよね。選手協会というよりも、日本サッカー界の地位の向上として。Jリーグもそうだし、選手協会もそうだし、選手もそうだし、サポーターもそうだし。そういったサッカーに関わる人たちが年に1回だけでもひとつの方向を向いてなにかを行えるというのは、とても素晴らしいことですよね」
石川「うちの場合は、商店街を巡回して感謝の気持ちを表しているんですよね。地元の人に会うとやっぱりこれだけ応援してくれているんだな、ということを実感できるんです。こういうイベントを、やらなければいけないイベントというものにせず、感謝している気持ちを保ち続けることが大切なんだと思うんですよね」
鈴木「ナオが言っていたように、支えてもらっている人たちや、地元の人たちがいなければ今の環境はないわけですから、そういう意味での感謝の気持ちでやっていくことが最低限必要なことですよね。僕はそこにサッカーを絡めたいんです。病院や施設や商店街を回りながら、その中でサッカーの楽しさを知ってもらう。幼稚園に訪問してサッカーを普及していく。福田さんや井原さんたちがやっていますが、現役を退いた人たちだけではなく、現役の人たちも普及活動に勤しむのもいいことだと思います。やはり、ボールに触ってもらうということが、サッカーを少しでも普及させることにおいて、世の中を巻き込んでいけるんじゃないかって」
石川「そうだよね」
― 今年はFC東京の商店街巡回を見学させてもらったんだけど、これがなかなか。
石川「すごいんですよね!」
― 石川副会長目当てに長蛇の列ができるんですよ!
鈴木「おばちゃんにもモテるからなあ?(笑)」
石川「なかなか時間も押してしまって、最後には挨拶だけになってしまったりするんですが「急いでいるから、サインはだめよ」って誘導してくれる方とかもいらっしゃったんですよ。もう、すごいな! って思って。(笑)いつもはチームのスタッフが商店街を回って、試合に来てくださいって誘致をしているんですけど、僕たちも出来る限りそういうことをしていった方がいいですよね」
【取材・構成】 SHAPE 豊田 英夫 |