― 前任の監事であった中村選手が引退したことにより、新しく選手協会の監事に就任されましたが、その経緯を教えてください。
事務局から「やってみないか?」と打診してもらったのがきっかけでした。監事は金銭の流れをチェックするのが役割なので安請け合いはできないとは思ったのですが、ヴェルディに入団して以来、ずっと選手協会の活動には参加していて、なにか手伝えることがあれば積極的に行動していきたいと以前から思っていましたので、引き受けることにしました。年齢的にも26、7歳という中堅の年齢になって、選手協会執行部のゴンさんや秋田さんたちベテランと、鈴木啓太くんや石川直宏くんなどの若手との間で出来ることもあると思いましたので。
― 前回はお子さんの出産がありましたので欠席されましたが、前々回には初めて幹部会に出席されました。参加した感想はいかがでしたでしょうか。
確かに最初は緊張しましたね。執行部の人たち…特にゴンさんや秋田さんは、サッカー以外の分野でもすごく知識があり、食事をしながら法人化の話や、その際の税金の問題についてずっと話をしていたんですが、キャリアの分だけサッカー以外の部分も学んでいるんだなっていうのを感じたし、各分野のスペシャリストの人たちと対等に話せる知識を持っているのはすごいと思いました。
― 会長、副会長はかなり年上ですから、話しづらい部分もあるのでは?
そんなことはないですよ。皆さん、とてもよくしてくれるので。
― 監事になって、今まで報告を受ける立場から、提案をしていく立場に変わりましたが、今後はどういった目標を考えていきたいですか。
監事になったからという訳ではありませんが、代表者会議で話し合われたことをしっかりとクラブにフィードバックしていきたいと思っています。僕は入団当時から代表者会議に出ているから、選手協会のあり方や会議の内容をおおかた理解出来ているので、他の選手に聞かれたら答えることができますけど、キャリアサポートセンターのことや、年会費がどうして必要なのかということについて、自分たちの人生にも関わることなので、若い選手たちはもっと知っておくべきだと思うんです。事務局の人が来て説明しても、どうしても一時的なものになってしまいますよね。それをチーム内で月1回くらい継続的に話し合っていけばいいんじゃないかと思います。ただ、どうしてもチームにおける選手会のあり方がそれぞれあって、そういう話し合いをしづらい部分とかもあると思うし、そういう時間ももったいないって思う人もいるかもしれないけど、自分たちが運営している組織なのだから、その運用のメリット…結婚した時や子どもが生まれた時に返ってきますよとか、引退したときに返ってきますよという流れやシステムを理解すべきだと思うんですよね。
― 高木さんと若い選手の感じていることに温度差があるということ?
そうだと思いますね。断言はできないけど、それはほかのチームもあるんじゃないかなと思います。
― その温度差を解消するために、代表者会議を短いビデオに編集して流したらどうかという意見が他チームからありました。
そうですね。代表者会議を撮るのもいいけど、毎年配られる選手協会ハンドブックをビデオにするのもありかなって思いますね。
― 短期的な目標は、メリットをもっと明確にしていきたい、ということでしょうか。
そうですね。自分が選手協会に入っている意味を選手全員が理解するためにも、強いメリットを提示していくといいことが思います。
【取材・構成】 SHAPE 豊田 英夫 |