SPECIAL INTERVIEW
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― 選手協会にはサッカー普及や社会貢献を通じて、サッカー選手の社会的地位を向上させていこうという目的があります。そのために毎年スクールを開催していますし、高木選手は多く参加されていますが、そういった活動に対してはどうお考えですか。

長い間活動していますし、難しいスケジュールの中でやりくりしているのは確かなんですけど、インパクトが薄いというのはありますよね。

― 対外的に周知されていないということ?

いないと思いますね。Jリーグの中では、「あっ選手協会がまたやっているね」って感じているとは思うんですけど、それが開催翌日に新聞に大きく載せてくれるレベルにならないと。そうするためには、参加する選手も少しずつ意識を変えていかなければならないと思います。

― 選手としてせっかくの休みを削って参加しているわけですしね。

せっかくやるんですからね。メディアに来てください、ってどんどんやったほうがいいと思うんだけど。僕は今まで4回か5回参加しているんですけど、身内の取材以外は記者が来ている記憶がないんですよね。サッカーマガジンとかダイジェストがページ半分でもいいから載せてくれればと思うんですよね。

― 対象が養護施設の子どもたちなので、映像の取り扱いが難しい部分もあるとは思いますが。

そうですね。でも、それは広報がしっかりやればいいんじゃないですか。ペンでちょっとしたコラムにするとか。関東では7回もやっているんだから。

― 今後は第一製薬と共催のスクールも回数が増える予定になっていて、日程的にかなり厳しくなりそうです。

社会貢献活動という意味では、サッカースクールにこだわらなくても、僕がやっているカンボジアでのボランティアもそうだし、そういうのを探せばやっている選手はたくさんいると思うんですよ。そういうのをWEBで取り上げていくといいのではないでしょうか。前回に取材してもらった本の反響ってわりと大きかったんですよ。「本見ましたよ」「貢献活動をやっているJリーガーが多くてびっくりしました」って。先日、福岡の塚本さんが「塚本シート」を作っているのを、マガジンだったかダイジェストで読んで初めて知ったんですけど、そういったアピールを選手協会でコメントしていくのもいいと思う。その発掘は代表者会議でやっていけばいいですからね。

― 選手協会に入るメリットをもっと大きくし、選手の社会貢献をもっとアピールしていくことが中期の目標でしょうか。

そうですね。それは監事になったからというわけではないけど、執行部になることによってそういうことも発言していきたいと思います。監事の仕事をしながらも、会長や副会長とかの考えを聞き、それに意見できるようにならないと。やはりチームを代表していくわけだし、その代表者たちの代表として監事をやらせてもらっているわけだから、意見を出せるものは積極的に出していかないといけないですからね。頑張りすぎて何でもやる…というのではなくて、自分のできることを最大限やっていくというのがいいのかなと思います。

― まとめとして、短期的に来年をどのような年にしたいですか。

チームがJ1からJ2に落ちてしまったので、厳しい部分が多々あると思いますが、ポジティブに考えると、今までよくJ2 の選手から出た意見…日程が厳しいとか、財務状況が厳しいというのを、自分で体験しながら理解するようにしていきたいと思います。例えば、A契約はJ1だと450分なのにJ2だと900分出場しないと適応にならないですよね。そういうこともJ1にいるとわからないので、J2に落ちたことがチャンスとはまったく思いませんが、落ちてしまった以上、その中で感じたことを持ち帰るという事で、選手の代表として代表者会議にフィードバックしていければと思います。

― 最後に選手協会をこのように引っ張っていきたいというコメントを。

選手協会の中でも自分はこれからベテランの域に入っていくので、選手協会にとって良いことと悪いことの見極めをしっかりできるようにして、うまく上の人を支えていきたいですね。

― どんどん上の人にも意見をしていってくださいね。

それはちょっとずつにします。(笑)逆に10人いたら10人の見方があるわけだから、その見方で支えていきたいですね。

【取材・構成】 SHAPE 豊田 英夫