SPECIAL INTERVIEW
 



2007年5月28日に開催されたJリーグ選手協会総会で、31チームを統べるリーダーに選任された藤田俊哉会長。
大いなる意欲を持つ藤田会長は、2008年のJリーグ選手協会をどのように舵取りしていくのだろうか。年頭に当たって、会長の考えている方針、目指している場所を聞いた。

― 藤田会長が就任しておよそ半年経ちました。この2008年はどのような展開をお考えになっているのでしょうか。

まずは、過去13年の間に選手協会が積み上げてきた財産をベースとして、この6カ月間で僕が準備してきたものを行動に移すことが、この2008年に向けてのテーマだと考えている。それが実を結ぶ年にしたいし、そうなるように努力をします。

― 会長に就任してから選手協会として最初に制度化したのは、年金や個人年金の補助をする制度でした。

数多くの選手たちが自分の将来を見据えて、主体的に個人年金に取り組みやすくなるように、選手協会がその補助をできる制度を始めた。ただ、この制度はスタートラインなんだよね。僕としては、選手みんながプロとしてやってきたことを誇りに思えるような、もっと大きな制度に取り組もうと考えているんだ。



― より大きな制度とは、どのようなものですか?

僕たちの仕事は、ある意味、夢を売る職業だよね。だから「サッカー選手って、すごい仕事なんだなあ! 僕もサッカー選手になりたい!」と子どもたちが心の底から思ってくれて、選手に強い憧れを抱いてくれるような制度を考えたい。サッカー選手という職業に夢を持ってくれるような制度。それが功労金なのか退職金なのか、ベストな形を模索しながら、そんな仕組みを一日も早く構築していくことが、いまの僕に課せられた使命だと思っているんだ。それにはやはり財源が必要だから、その確保を目指して活動をしていきたい。

― 2007年にはドーピングやベストメンバーに関する様々な問題が表面化しました。

秋の総会でも話は出たけど、Jリーグも選手協会も発展途上の状況で発生しているものなので、対応が実に難しい問題だよね。選手の立場から言えば、可能な限り、すっきりとわかりやすい形にして欲しいし、そうなるように要望していきたい。ただ、我那覇選手の件については、プレーヤー仲間として今出来る身近なサポートが費用に関してのサポートではないかと思うので、各チームの選手会に声をかけて、選手から募金を集めているところなんだ。それから、選手協会のホームページを通じて、広くサポーターの方たちにも協力を呼びかけている。



― 2008年はJリーグや日本サッカー協会と、どのような対話をしていこうと思っていますか?

まず、日本のサッカーが発展していくということが大前提。それが選手協会の発展にも繋がるからね。そのためにはJリーグやJFAとの協力体制をしっかりと築いていきたい。どんな試合でもなかなかチケットが取れない……そんな状況になることが日本のサッカー界全体にとっての理想であり目指すべき道だよね。そんな理想に向かって、選手としても最大限の努力をそこに充てていきたい。

― 日本サッカーの発展を前提としながら、どのような要望や交渉を考えているのでしょうか。

規約の中には、選手の契約を巡るさまざまな制約がある。Jリーグが発足して15年。プロサッカーが成長していくためには必要だったんだろうと思う。でも、実際は過度な制約なのかも知れない。そんな見直しを僕たちの間でも真剣にしていきたいと考えている。理想だけを言えば、そういった制約をすべて廃止しても問題のないJリーグになって欲しいし、そうなれるよう僕たちも一緒になって盛り上げていきたいね!



― このホームページは多くのサッカーファンの方がご覧になっていただいています。その方たちにメッセージを。

いつもJリーグ選手協会を応援していただき、ありがとうございます。僕たちの試合はファンやサポーターの方たちがいるからこそ成立しています。みなさんにより多くの感動を与えられるように、日本のサッカーがもっともっと盛り上がるように、一生懸命に頑張っていきます。どうか今年も僕たちの活動を応援してください!