SPECIAL INTERVIEW
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 秋田豊、相馬直樹、中西永輔というチームの顔として君臨してきた選手の放出があり、天皇杯を戦うスタジアムにも異様な空気が流れた2003年のシーズンオフ。今回、浮き彫りになったのが、契約と移籍とそれにまつわる制度というものがあまり一般に周知されていないということ。どのような制度があり、選手たちはどんな問題に直面しているのか。選手協会はどんな方向を見つめ、どのように動いているのか。
加藤事務局長に直撃インタビューを行った、3回連載の第1回。

■契約についての選手とのかかわり

―契約について、選手協会は選手とどんなかかわりを持っているのでしょうか。

「契約更改や移籍なども含めた契約の問題について、選手が困るような出来事が起こったときに、それをサポートするのが選手協会の仕事だと思っています」

―困るような出来事というのは、たとえば今シーズンの秋田選手や相馬選手、中西選手のような突然の契約満了の場合のことでしょうか。

「少々語弊はありますが、日本を代表するような一流選手が自由契約になってしまうことをどう考えるかというのは、少し難しいですよね。そのことの是非ではなく、前向きに考えれば、彼らは今のチームにこだわらなくても他所のチームで活躍できる十分な実力があり、フリーエージェントという非常に自由な状態になったとも考えられます。
契約満了自体は特に違反だということでもありませんが、クラブは選手を大切にして欲しいと思います。特に長年チームの顔としてクラブに貢献してきた選手に対しては、色々な面で相応の配慮があるべきではないでしょうか」

―違反かどうかという意味では、Jリーグ規約では11月30日までに翌シーズンの契約の通知をしなければならないとなっていますが、秋田選手については12月に入ってからだったという報道がありましたが。

「確かに規約では11月30日までに通知することになっているのですが、2002年にたまたま30日が最終節に絡んでいたので、12月に入ってから速やかに行いたいという相談がJリーグからあり、選手協会としても、契約を更新しない選手に対しては規約通りとし、更新する選手に対しては通知期限を12月の初めまで延長することに同意したという経緯があり、2003年も同様な取扱いとしました。
その流れからすれば秋田選手の場合はルール違反となりますが、秋田選手によれば、優勝争いの状況でもあり12月に入ってから通知を受けることに同意をしていたとのことです」

 
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