SPECIAL INTERVIEW
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■選手が困るような出来事とは

―では最初の「選手が困るような出来事」というのはどのようなケースを指しているのでしょうか。

「無論、一方的に戦力外通告をされることなどが一番困りますが、その他にも例えばどんな法律やルールでも同じように、規約の解釈が難しかったり、基準が曖昧であったりする箇所が存在しますよね。規約に不備があるということではなくて。ただ、その解釈次第では、選手が不利益になるケースが出てきてしまうわけです。それはクラブと選手の間の力関係が起因している場合もあります。やはり、まだまだ選手の力は弱いのです。困るのはこのようなケースですね」

―となると、不利益になるというのは具体的にどのような場合になりますか。

「例えばB契約という制度があります。プロ契約にはA、B、C契約というものがあって、元来B契約というのは契約条件の選択肢を増やす為に、選手が権利として選択できる制度なのですが、そのB契約を実際には選択出来ないというような話もありました。クラブがルール違反を犯しているというわけではないのかも知れませんが、規約の精神としてはよろしくないですよね。
ただ、これは選手自身も規約や契約について理解が足りない部分があることにも原因があるので、そのあたりの啓蒙も考えながら進めたいと思っています」

―基本年俸480万円未満のA契約であれば、選手がB契約を選択することができるという制度ですね。(プロB契約は専属交渉期間がなく、移籍金の上限も低いため選手には有利)それが選択できないケースがあったと…。

「選手が持っている権利を否定されるようなことがあってはいけません。そのあたりは、選手の立場、規約の精神から考えても選手を守っていきたいと思っていますし、Jリーグと相談しながら選手の権利を保全していきたいと思っています」

―今の話のような相談は、選手からよくあるのですか。

「そうですね。内容はそれだけではありませんが、規約など選手のわかりにくい部分の問い合わせはあります。また、電話でわからないような場合には実際に現地に赴いて説明もしますし、場合によってはクラブ側とも相談をしたりもしています。ただ、選手たちにも契約や規約などの制度というものに、もう少し深い関心をもってもらわないと。確かにわかりにくい部分が多いとは思うのですが…」

―話は個人だけなのでしょうか? チーム全体の相談に乗ることもあるように思うのですが。

「たしかに、数はそんなに多くありませんがチーム全体の問題というケースもあります。いくつかのチームで、一選手の問題ではなく、選手たちとチームの考え方が摺りあわないケースがありました。そんな場合は、仲裁に入ったり橋渡しをしたりしていきたいと考えています」

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