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3回連載の第2回目は選手生活を支援する施策や、セカンドキャリア、指導者講習会についての話題を聞いた。
■選手生活を豊かに、選手生命を長くするために
― スポーツ選手の選手生命は残念ながら短いのが一般的です。その選手生命をできる限り長くし、選手生活を豊かにする施策はどのようなものがあるのでしょうか。
「よく言われる話ではありますが、プロスポーツの世界は一般的に一部の花形選手を除いて経済的には必ずしも楽ではないと思います。その中でも例えばサッカーと野球を比較した場合、まだまだサッカーは野球に追いついていません。豊かにという面においては、例えば野球のように最低年俸制度の確立など選手全体の報酬が上がる仕組みを模索していますが、一方でクラブの経営上の問題もありなかなか進んでいません。重要なのは業界全体の経済規模の拡大です。この課題はJリーグも真剣に検討しており、我々としても協調していくつもりです。補完的な話としては、選手協会では金銭的に少しでも援助できるように保障や援助を厚くしていきたいと考えています。現在の共済制度は、選手の意見を取り入れながら、特に金銭的に厳しい選手に目を向けてサポートするよう仕組みになっています」
― どんな制度があるのですか。
「一般的な慶弔金などもありますが、入院やリハビリなど負傷時の保障、引越しやトレーニングなどの費用の補助、引退時の退団一時金などがあります。また、万一のクラブの経営危機に対応するために、一般企業でいう失業保険的な制度も始めています」
― 豊かにするための保障はかなり充実しているように思いますね。選手生命を長く保つというプランはないのでしょうか。
「基本的には選手自身の実力を上げる以上の良策はないと思うのですが、多くの選手に効率的にスカウトの機会を与えるという意味では、合同トライアウトがあります。これも2年前に選手協会からJリーグに相談して、Jリーグの協力により昨年度から始められたものですが、実際に100人近く参加した選手の内、約3分の2が引続きプロ選手として活躍の場を見つけることができたという実績もあります」
― トライアウトができた分、セレクションが減ったという話も聞きますが。
「従来はほとんどすべてのクラブがセレクションを行っていたと思いますが、トライアウトが始まったことによって、セレクションを行うクラブが少なくなったのが現状です。もちろん、それでもやっているところはありますし、セレクション情報はクラブから逐次入っていますので、情報を集めて必要とする選手にはフィードバックしています」
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