SPECIAL INTERVIEW
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■同じゴールに向かっています

少し疑問があるのですが、一般的に考えると、Jリーグとの関係は対立するのではと考えられますよね。しかし、今までの話を伺っていると共存路線で進まれているように思います。その理由はどんなところにあるのでしょうか。

「選手協会のゴールとJリーグあるいはサッカー協会の目指すゴールは異なっているものではありません。基本的には同じものです。そういった意味では共存共栄の関係であると私たちは思っています。ただ、現在はJリーグから様々な支援を受けて運営していますが、やはり別の組織ですし、対立とか闘争ということではなくて、対等な立場で活動を行うために、組織として独り立ちし、独自の運営を目指すべきだと考えています」

独自の運営に切り替えるとなると資金源が必要となるわけですが、どのような形の収入を考えているのでしょうか。

「これはJリーグとも十分に相談していかなければいけない部分ではありますが、方法としては選手協会独自のイベントによる興業収入や、選手協会として選手の肖像権や放映権などのような権利を利用した収入が考えられると思います。
肖像権などのプロパティービジネスは例えばJリーグが一元的に管理することが全体のメリットの極大化になるということもありでしょうし、現在は選手が自由に使えない状況になっていますが、業界全体のメリットを考えながら、選手や選手協会としても何らかの形で関与していく、このあたりもJリーグと相談していきたいと思っています」

先ほど「対立や闘争ではなく」という話が出ましたが、諸外国でも行われているユニオン的な闘争路線を踏襲しておりませんね。

「闘争や対立というのは、言葉のニュアンスによって違ってくるとは思いますが、部分的には対立をする、あるいは闘争をするというような局面も出てくるかもしれません。ただ、それは全体の活動の中では大きいものではなく、企業の労働組合でいう労使交渉や労使紛争というものではありません。
これは選手協会がどんな目的にむけて活動をしていくのかということに関連しています。それはサッカーとそれを取り巻く文化の繁栄という目的なのです。それらを照らし合わせると、Jリーグや日本サッカー協会も目指しているゴールは同じです。その同じゴールのために、選手の立場から選手の意見を自由に発言し、それをJリーグや日本サッカー協会の運営に反映してもらう。それがサッカー界の将来を考える上でも重要なことだと思っています。Jリーグや日本サッカー協会と対等の立場で物が言えるような組織にしていくこと。これが現在の目標であり、方針だと思っています」

長い時間、どうもありがとうございました。今後の活動と、その広報を期待しています。

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【取材・構成】 SHAPE 豊田 英夫
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